2009年1月25日日曜日

絶塞伝烽録

 この『絶塞伝烽録』では、いよいよ楊炎の濡れ衣がはらされていきます。
また、回彊への侵略をつよめる清軍は、反政府の義士と各部族の連合によって打ち破られ、楊炎の実父の楊牧は己の最後が長くはないことを悟って、自らの命を犠牲にして楊炎を助けるのでした。
 天山派へ奇襲をかけた邪派の白駝山主・宇文博は齊世杰や楊炎によってたおされ、宇文博にとらわれの身となっていた冷冰儿も救い出されたのでしたが、その彼女はすでに尼になる決意をしていたのでした。
 さて、楊炎は龍霊珠をつれて龍則霊のもとに帰ったのですが、龍則霊の寿命が尽きるまえの遺言として龍霊珠の一生を託されるのでした‥・・。